【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング
それでも楽しいと思う自分の気持ちは誤魔化せない。
お昼にはピクニック気分で、朝の五時から起きて作ったお弁当を二人で食べた。
何を食べても’美味しい’と大袈裟に驚いてくれて、何度も’ありがとう’と言ってくれる。
さり気なく気を遣って、居心地の良い空気を作ってくれた。
そんな海と過ごす一日はあっという間に過ぎていくから、やっぱり不思議だ。
いつか北斗が言ってたっけ。 海はすごく仕事が出来て社内の雰囲気を良くしてくれる。
それも納得だわ。 彼と一緒に仕事をしていて嫌な気持ちになる人なんていないんじゃないかしら。
太陽みたいな明るいオーラを惜しげなく放ち、一緒に居るだけで明るい気持ちになるようなポジティブな人。
一緒に居て楽しくない人なんていないだろう。 だから同時に疑問なのだ。
そんな彼がどうして私のような人間と一緒に居てくれて、私のような人間を好きだと言ってくれるのか。 彼の様な人ならもっと素敵な女性が隣に居てもおかしくはない。