独占欲が止まらない。クールな社長の裏の顔。
会社の1階までエレベーターを降り、エントランスを抜けようとすると1人の女性とすれ違った。
会社に来るには少し派手だと思われる色、そしてスカートがかなり短い。目が会い、慌てて会釈するが女性は会釈を返すことなく歩いていく。
顔はは美人だがなんだかちょっとイヤ感じ…。
女性はそのままエントランスにある応接ブースに向かいソファに座り込む。
もうすでに受付はおらず誰も対応出来ない。
私は仕方なく後ろへ戻り女性に声をかけた。
「失礼いたします。秘書課の深山と申します。あいにく受付がおらず、私でよければご用件をお伺いしますが。」
「大丈夫よ。御堂社長とお約束してるの。」
「左様でございましたが。大変失礼いたしました。ではお客様がお見えの旨、すぐにお伝えしてまいります。」
「それも大丈夫。先程到着したと電話したから。」
「かしこまりました。では私は失礼いたします。」
そういい私はその場を離れようとしたところ社長がエレベーターから出てきた。
「玲さん!」
そう呼ばれこちらを向いた社長が驚いた顔をしていた。
私は会釈し小さな声で「失礼致します」といい、その場から離れ背を向けた。
社長の私を見て驚いた顔が脳裏から離れない。
今からあの女性と出かけるのね…先程電話したって言ってたから崎山カンパニーの方よね。とても綺麗な方だったわ。派手だけど社長と並ぶとお似合いだったわ。
やっぱりそういうことよね。
私はつい昨日のことが遠い過去のように、いやあれは夢だったのかもとさえ思えてきた。
私が社長に好きだ、と言われるわけなんてなかったわ。
情けなく失笑してしまう。涙が頬を伝ってきて驚いた。
その時中条さんがすれ違うように社へ戻ってきた。
私の顔を見て驚き声をかけてくる。
「深山さん、どうしたんですか?」
「なんでもありません。失礼致します。」
「待ちなさい。なんでもなくてそうはならない。話を聞くから一度出ましょう。」
そういい中条さんは私の肩に軽く触れ外へと促す。
「中条ー!!!」
怒鳴るような声が聞こえてきた。
驚いて中条さんと私は振り返ると走り寄る社長の姿が…。
「中条、何してるんだ。」
「深山さんと話してるだけですけど何か?社長はそちらの方とお約束ですよね。では私たちもこれで失礼致します。さ、深山さん行きましょう。」
今度はしっかり肩を抱くような形になり中条さんは私を連れ出そうとする。
しかし社長は私の手を引き抱き寄せてきた。
「ちょっと何してるのよ!」
と後ろから女性の声が聞こえる。
「こういうことですけど。私はあなたにもお父上にも先日から結婚はできない、ご縁がなかったということにしていただきたいと何度もお伝えしております。」
「これは政略結婚よ!こんなこと認めないわ。」
「ですから政略結婚は致しません、と何度もお伝えしています。」
「あなた、自分が何してるのかわかってらっしゃるの?会社がどうなっても知らないわよ。」
女性は恐ろしい捨て台詞を吐きハイヒールの音をカツカツさせながら出て行ってしまった。
会社に来るには少し派手だと思われる色、そしてスカートがかなり短い。目が会い、慌てて会釈するが女性は会釈を返すことなく歩いていく。
顔はは美人だがなんだかちょっとイヤ感じ…。
女性はそのままエントランスにある応接ブースに向かいソファに座り込む。
もうすでに受付はおらず誰も対応出来ない。
私は仕方なく後ろへ戻り女性に声をかけた。
「失礼いたします。秘書課の深山と申します。あいにく受付がおらず、私でよければご用件をお伺いしますが。」
「大丈夫よ。御堂社長とお約束してるの。」
「左様でございましたが。大変失礼いたしました。ではお客様がお見えの旨、すぐにお伝えしてまいります。」
「それも大丈夫。先程到着したと電話したから。」
「かしこまりました。では私は失礼いたします。」
そういい私はその場を離れようとしたところ社長がエレベーターから出てきた。
「玲さん!」
そう呼ばれこちらを向いた社長が驚いた顔をしていた。
私は会釈し小さな声で「失礼致します」といい、その場から離れ背を向けた。
社長の私を見て驚いた顔が脳裏から離れない。
今からあの女性と出かけるのね…先程電話したって言ってたから崎山カンパニーの方よね。とても綺麗な方だったわ。派手だけど社長と並ぶとお似合いだったわ。
やっぱりそういうことよね。
私はつい昨日のことが遠い過去のように、いやあれは夢だったのかもとさえ思えてきた。
私が社長に好きだ、と言われるわけなんてなかったわ。
情けなく失笑してしまう。涙が頬を伝ってきて驚いた。
その時中条さんがすれ違うように社へ戻ってきた。
私の顔を見て驚き声をかけてくる。
「深山さん、どうしたんですか?」
「なんでもありません。失礼致します。」
「待ちなさい。なんでもなくてそうはならない。話を聞くから一度出ましょう。」
そういい中条さんは私の肩に軽く触れ外へと促す。
「中条ー!!!」
怒鳴るような声が聞こえてきた。
驚いて中条さんと私は振り返ると走り寄る社長の姿が…。
「中条、何してるんだ。」
「深山さんと話してるだけですけど何か?社長はそちらの方とお約束ですよね。では私たちもこれで失礼致します。さ、深山さん行きましょう。」
今度はしっかり肩を抱くような形になり中条さんは私を連れ出そうとする。
しかし社長は私の手を引き抱き寄せてきた。
「ちょっと何してるのよ!」
と後ろから女性の声が聞こえる。
「こういうことですけど。私はあなたにもお父上にも先日から結婚はできない、ご縁がなかったということにしていただきたいと何度もお伝えしております。」
「これは政略結婚よ!こんなこと認めないわ。」
「ですから政略結婚は致しません、と何度もお伝えしています。」
「あなた、自分が何してるのかわかってらっしゃるの?会社がどうなっても知らないわよ。」
女性は恐ろしい捨て台詞を吐きハイヒールの音をカツカツさせながら出て行ってしまった。