愛の距離がハカレナイ
祐介の事は信じている。

でもこうやって外から改めて言われると、ひしひしとその愛を感じる。

「…私は幸せ者なのね。」

思わず出た言葉に、無意識に顔を赤らめる私。

「武田さん。私の時間の読みは確かだったみたいだな。」

私はその聞き慣れた声に視線を合わせる。

「どうしたんですか?」

私が目を丸くして見つめた先には、南川課長が立っていた。

「いや、少し会社に顔を出そうと考えていたら、武田さんは打合せが入っていた事を思い出して、こちらの方が近かったから寄ってみた。」

「何か急な仕事でも?」

そんな連絡はなかったはずだと思いながらも、ついそう聞いてしまった。

「いや、今日の打合せのフォローもしたいと思って。」

そして南川課長はくしゃりと顔を崩した。

「武田さんの顔を早く見たかったと言った方が良いかい?」

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