愛の距離がハカレナイ
私は何と答えて良いのか分からなくて、社用車に乗り込んだ。

そして当たり前のように、助手席に南川課長が乗り込んだ。

私は何を話していいのか、戸惑っていた。

南川課長は話し出すタイミングを計っているような感じだ。

私は始めての信号の赤のタイミングで口を開いた。

「私は課長とお付き合いするつもりはありません。」

思い余って出てしまった言葉に、我ながらハッとする。

さっきの中山さんの言葉が頭の中でグルグル回っていたからだ。

「まだそんなに早急に答えを出さなくてもいいじゃないか。」

まるで他所事のように答える南川課長に少し私はイラッとする。

「私にもう少しアピールする時間をもらえないかな。そのために水島を‥。」

「…もうたくさんなんです。」

私はとてつもない緊張感でいっぱいになる。

もしここで私の対応が悪ければ、何もかもが無くなるかもしれない。

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