また君と恋する
「わあ、懐かしい! これ、由麻ちゃんが今の虹心ちゃんくらいの時のアルバムよ。あっ、こっちにはお母さんが専門学校生の時の写真もある」
懐かしいものを出してはいちいち手が止まる。
「見て見て。由麻ちゃんの小学校の卒アルも出てきたよ。こっちは何だろう」
「うん。とりあえず先に片付けようよ」
「あっ、中学校の卒アルね」
聞いちゃいない。
私の中学校の卒アルなんてお母さんが見たって仕方ないのに。
……ん? 中学校の、卒アル?
「ダメダメダメーッ!」
すかさずお母さんから卒アルを取り返した。
「えーっ、なんで?」
「こ、こんなの見てたら、片付けが終わらないでしょ!」
危なかった。
この卒アルには早瀬君も載っているんだった。
見られて知り合いだったなんて知られたら、何をいろいろ聞かれるか分かったもんじゃない。
懐かしいものを出してはいちいち手が止まる。
「見て見て。由麻ちゃんの小学校の卒アルも出てきたよ。こっちは何だろう」
「うん。とりあえず先に片付けようよ」
「あっ、中学校の卒アルね」
聞いちゃいない。
私の中学校の卒アルなんてお母さんが見たって仕方ないのに。
……ん? 中学校の、卒アル?
「ダメダメダメーッ!」
すかさずお母さんから卒アルを取り返した。
「えーっ、なんで?」
「こ、こんなの見てたら、片付けが終わらないでしょ!」
危なかった。
この卒アルには早瀬君も載っているんだった。
見られて知り合いだったなんて知られたら、何をいろいろ聞かれるか分かったもんじゃない。