同期はまさかの御曹司?☆ 番外編完結
真由とお風呂に行くと中から声が聞こえてきた。
「ねぇ、鈴木くん達めっちゃ良くない?男子交換して欲しいわ。」
「ホント。あの3人ポイント高いよね〜。見た目最高、会話もイイ。なんであの2人とペアなんだろ。」
「だよね。変わって欲しいわ。そしたらキャンプも少しは楽しめるってものだよね。」
「テント張れないって…ないわー。動画でもみてこいって感じ。」
「ねぇ、あの子達渡辺くんや真鍋くんとうまく言ってたみたいだし、うちらと代わった方が良くない?絶対その方がお互いのためだよ。」
彼女達は渡辺くん達とペアのさっきの女子だろう。
こんな大きな声で話して恥ずかしくないのかな。なんて勝手なことを言ってるんだろう。
つい数日前に会ったばかりの渡辺くんや真鍋くんを馬鹿にするようなこと言って、あの子達に言われる筋合いなくない?
そもそもあんなに気の付く2人なのにどうしてここまで言われなきゃならないの?
私と真由は今お風呂に入る気分にもなれず2人で河辺で時間を潰すことにした。
「なんか、女子って怖いね。私たまたまだったけど真由と一緒のグループで心からよかったよ。」
「私も。ユイで良かった。私があのメンバーの一員だったら即ハブられてたよ。」
2人で苦笑いをしながら川に石を投げていると康祐が後ろからやってきた。
「おい、さっきは悪かった。」
「どうしたの?急に…。」
「ケントと慶太に謝れって言われた。俺ら3人が手伝いに行って帰ってこなかったのが悪いのに、他の男達とカレー作ってたからって怒るのは筋が違うって。」
そうでしょ!と言いたいが私たちは黙っていると、
「あいつらがなかなか離れてくれなくてさ。男らのこともわざと邪魔扱いしていられなくするし。それなのに男子がいないから力仕事ができない、なんて言われ、仕方なくさ…。」
「それってわざとだってわからなかったの?」
と真由がズバリ言う。
「わざと?」
「そうだよ。わざと康祐達とやりたいから男子を追い出したの。渡辺くん達はそこまでは言わなかったけど、私たちから見てそういうことだと思ってたけど。」
「俺わからなかった。」
「今だってお風呂で女子達が騒いでるよ。康祐達と渡辺くん達を交換して欲しいって聞こえてきたから私たちはお風呂にも入れずここにいるの。」
真由は意外とズバッと言える人なんだわ。
私の思っていたことを言ってくれて、さっきまでお腹の中で燻っていたものが少し消えた。
「そうなのか。」
私も、
「康祐に2人が謝れって言ってきたんだよね?2人はわざと女子達が引き留めてるんだって分かってたんだと思うよ。だから気を遣ってカレーも美味しいって褒めてくれたんだと思う。」
「いや、カレーは普通に美味しかった。」
「だからそう言うことじゃなくて。。。2人は自分たちが女子に絡まれてるせいで私たちに迷惑をかけてしまった、と思ってるってこと。しかも渡辺くん達を追い出す形になったことも悪かったと感じてると思うよ。康祐はキャンプが好きだから親切でテントを張ったつもりだけど追い出された方は立場ないよね。そういうこと。」
康祐はここまで説明されないとわからないのかしら。
あまりの鈍さに私も真由もため息が出た。
「申し訳ないけどもし明日あの子達にグループ代わって、と言われたら私たち代わるね。私たちこれから仕事をする上で最初から敵を作りたくないの。渡辺くん達だって敵を作りたくないと思うよ。あの子達なら言いかねないから…もしそうなったらごめんなさい。」
明日私たちが言われるであろうことを真由が言ってくれた。
「ねぇ、鈴木くん達めっちゃ良くない?男子交換して欲しいわ。」
「ホント。あの3人ポイント高いよね〜。見た目最高、会話もイイ。なんであの2人とペアなんだろ。」
「だよね。変わって欲しいわ。そしたらキャンプも少しは楽しめるってものだよね。」
「テント張れないって…ないわー。動画でもみてこいって感じ。」
「ねぇ、あの子達渡辺くんや真鍋くんとうまく言ってたみたいだし、うちらと代わった方が良くない?絶対その方がお互いのためだよ。」
彼女達は渡辺くん達とペアのさっきの女子だろう。
こんな大きな声で話して恥ずかしくないのかな。なんて勝手なことを言ってるんだろう。
つい数日前に会ったばかりの渡辺くんや真鍋くんを馬鹿にするようなこと言って、あの子達に言われる筋合いなくない?
そもそもあんなに気の付く2人なのにどうしてここまで言われなきゃならないの?
私と真由は今お風呂に入る気分にもなれず2人で河辺で時間を潰すことにした。
「なんか、女子って怖いね。私たまたまだったけど真由と一緒のグループで心からよかったよ。」
「私も。ユイで良かった。私があのメンバーの一員だったら即ハブられてたよ。」
2人で苦笑いをしながら川に石を投げていると康祐が後ろからやってきた。
「おい、さっきは悪かった。」
「どうしたの?急に…。」
「ケントと慶太に謝れって言われた。俺ら3人が手伝いに行って帰ってこなかったのが悪いのに、他の男達とカレー作ってたからって怒るのは筋が違うって。」
そうでしょ!と言いたいが私たちは黙っていると、
「あいつらがなかなか離れてくれなくてさ。男らのこともわざと邪魔扱いしていられなくするし。それなのに男子がいないから力仕事ができない、なんて言われ、仕方なくさ…。」
「それってわざとだってわからなかったの?」
と真由がズバリ言う。
「わざと?」
「そうだよ。わざと康祐達とやりたいから男子を追い出したの。渡辺くん達はそこまでは言わなかったけど、私たちから見てそういうことだと思ってたけど。」
「俺わからなかった。」
「今だってお風呂で女子達が騒いでるよ。康祐達と渡辺くん達を交換して欲しいって聞こえてきたから私たちはお風呂にも入れずここにいるの。」
真由は意外とズバッと言える人なんだわ。
私の思っていたことを言ってくれて、さっきまでお腹の中で燻っていたものが少し消えた。
「そうなのか。」
私も、
「康祐に2人が謝れって言ってきたんだよね?2人はわざと女子達が引き留めてるんだって分かってたんだと思うよ。だから気を遣ってカレーも美味しいって褒めてくれたんだと思う。」
「いや、カレーは普通に美味しかった。」
「だからそう言うことじゃなくて。。。2人は自分たちが女子に絡まれてるせいで私たちに迷惑をかけてしまった、と思ってるってこと。しかも渡辺くん達を追い出す形になったことも悪かったと感じてると思うよ。康祐はキャンプが好きだから親切でテントを張ったつもりだけど追い出された方は立場ないよね。そういうこと。」
康祐はここまで説明されないとわからないのかしら。
あまりの鈍さに私も真由もため息が出た。
「申し訳ないけどもし明日あの子達にグループ代わって、と言われたら私たち代わるね。私たちこれから仕事をする上で最初から敵を作りたくないの。渡辺くん達だって敵を作りたくないと思うよ。あの子達なら言いかねないから…もしそうなったらごめんなさい。」
明日私たちが言われるであろうことを真由が言ってくれた。