極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
だからこのまま隠しとおしたい。もう自分のせいで誰かに責任や義務を負わせたくない。大晴のように何年も縛りつけたくないのだ。
「ひとつ聞いてもいい?」
百合香がテーブルに両腕をついて身を乗り出す。
「……はい」
「藤倉さんは本郷さんをどう想ってるの?」
ストレートな質問をぶつけられ、瞬間的に息が止まる。瞳が大きく揺れ、視点が定まらなくなった。でもここで百合香に嘘はつきたくない。
「……好きです」
初めて自分の気持ちを言葉にした。小さい声だけどきっぱりと。
「子どもはどうしようと考えてる?」
病院で妊娠を告げられたときには気が動転して、どうするかなんて考えられなかった。
でも日が経ち、つわりという形で体に変化が現れてきた今、小さな存在に途方もない愛しさを感じている。