極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました

箱を開くと黄色やオレンジ、グリーンなどカラフルなゼリーがたくさん詰まっていた。


「わぁおいしそう! うれしいです!」
「新作なんですって。そんなに喜んでもらえると私もうれしいわ」
「最近、美羽はやたらとゼリーにはまってるもんな」


そうなのだ。このところはゼリーばかり。同じ冷たい食べ物でもアイスクリームは受け付けないのに、ゼリーは平気なのだ。スルンと喉越しがいいのもサッパリしていい。


「それなら翔にはあげないで、美羽さんがひとりで全部食べるといいわ」
「息子にずいぶんと冷たいもんだ」
「当然よー。かわいい娘ができたんですから」


不満そうにする翔に有子があっけらかんと返す。ねー?と同意を求められ、反応に困った。

普通だったらうれしい言葉なのに美羽にはとてもつらい。こうして好意を示してくれている有子を裏切っているも同然なのだから。


「美羽さん、早速食べてみて」
「ありがとうございます」
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