極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
どれにしようかと迷いに迷いマスカットゼリーを選ぶ。箱の中に一緒に入っていたスプーンですくい上げて口に運んだ。
「んー! おいしい!」
つい実感がこもる。プルンとしたゼリーの中に丸ごと入っているマスカットも甘さがちょうどいい。
「俺にもひと口くれ」
翔が隣から美羽に〝あーん〟と口を開けてねだる。
(お義母様の前でそんな……!)
照れくささに焦るが、「ほら早く」とせっつかれておずおずとスプーンを彼の口に入れた。
有子から〝あらあら〟と微笑ましいものでも見るような空気が漂い、余計に恥ずかしい。
「ほんとだ、おいしいな」
美羽に向けられた満面の笑みにぎこちなく笑い返した。
「この分だと、ふたりの赤ちゃんの話もすぐに聞けそうね」
「えっ!」