極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
いつの間に眠っていたのか。美羽が目を開けると、窓の外は夕暮れを通り越して暗い空を映し出していた。
ゆっくり起き上がった美羽に気づいた翔が、すぐさまそばにやって来る。
「気分はどう?」
「だいぶいいです」
ホテルへ到着したばかりのときは足のふらつきも少しあったが、今はそれもない。気持ち悪さも解消された。隠しておかなければならないというプレッシャーがなくなったのも大きいのかもしれない。
「少しでいいからなにか食べよう。さっきルームサービスを運んでもらったんだ」
テーブルのほうへ美羽の手を引いていく。
「いつも美羽が好んで口にしてたものを中心に用意してもらったけど、食べられそうなものはあるか?」
そこにはこのところの美羽の主食だったゼリーはもちろん、そうめんや冷製パスタなど喉越しの良さそうなものが並んでいた。
たぶん翔なりに悩んで用意してくれたのだろう。
翔が椅子を引き、美羽を座らせる。