極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
「今度はしっかり持って」
その行動に「本郷さん、優しい!」と感動する萌子の目の前で、手渡されたスプーンをぎゅっと握る。
「……すみません、ありがとうございます」
目も見られずに謝罪とお礼を小さく口にした。
「やっぱり美羽、なんかおかしいよ」
萌子に何度も指摘されながらオムライスを口に運ぶが、隣にばかり神経が向かい体のどこにご飯が入ったのかわからない。
(おかしくなって当然だよ……)
悶々とする心の内を萌子に明かすわけにはいかず、結局半分以上が喉を通らず、その日のランチタイムを終えた。