❤︎キミのことが好きすぎて、病んじゃいました❤︎【1】
「菫くんっ……なんで、こんなことするの……?」

「え?そんなの」

 そう言いながら近づいてくる菫くん。綺麗な顔が目の前で、こんな時ながらほんの少しだけドキッとしてしまう。けれど、恐怖の方のドキッだったのかもしれないと少し思った。

「大好きだからだよ、苺のことが」

 そう言っておでこにキスした菫くん。その姿は少しだけ切なかった。

「っ!」

「ずっと……大好きだったから……好きすぎて、病んじゃったんだ、こんなに」

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