余りもの王女は獣人の国で溺愛される
そんな両国の違いはあるものの、国交も開けたギャレリアとマテリカは互いに交易で良い交流が出来るようになる。

美味しい農工品がギャレリアにレシピと共に届くようになりギャレリアの食がさらに豊かになったり。


逆にマテリカの孤児たちの中で学びたい子達はギャレリアの寄宿学校に入り学ぶことができるようになったり。

ギャレリアの獣人族達は体力もあり、パワフルで力技は得意であるが、細かなことは苦手な種族も多い。


そんな細かな部分は人族や、鼠人族や狸人族や狐人族が担うようになった。

主に薬作りや金物細工で頭角を現してきており、デザインは獣人族、細かな加工は人族など分担作業で行うとより良いものが作れると、互いに励んでいるという。

そんなふうに穏やかに過ごしてきて、二十年はあっという間にすぎてしまった。

そして、竜人族の番となった私は龍鱗を受けた為に寿命が伸びた。

つまり、二十年経ち三十八歳になっていふが見た目が変わらなかった。

これも結婚する時に教えられたが竜人族は長命である故に、もし異種族の番と共に歩む時は龍鱗を授けることで相手の寿命を伸ばし共に歩むのだという。


私もルトと結婚し番になったことで長命になった影響だった。
なんと現在見た目だけだとアリーよりちょっとお姉さんくらいである。


親子なのだが、マテリカに行くと姉妹に間違われるくらいになっている。

そして、私は今年久しぶりにまた子どもを授かり産んだ。

異種族婚では異例の速さの二人目だとか。


今は温めの時期で、二十年ぶりにルトが再び竜体で温めている。

次は男の子の予定でアリーも歳の近い弟を楽しみにしている。

余りもの王女であった私は、しっかり番に愛されて幸せに暮らしている。


fin
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