【完結】年上御曹司と始める幸せお見合い結婚
◇ ◇ ◇



「ただいま」

「あ、おかえりなさい、梓さん」

「美鈴!わざわざ出迎えなんていいのに。体大変だろ?」

「大丈夫です。無理はしてませんから」

 19時過ぎ、仕事を終えた梓さんを出迎えると、梓さんはそう言ってくれた。
 
「美鈴、君のことが本当に心配だよ。妊娠が分かってから、ますます心配だ」

 そうやって心配してくれる梓さんは、本当に優しくて大好き。わたしは梓さんの妻で本当に良かったって、つくづく思う。

「大丈夫ですよ。検診でも特に問題はなく、順調ですから」

「なら良かった」

「梓さん、ご飯にしますか?それとも先にお風呂にしますか?」

 とわたしが聞くと、梓さんはスーツのジャケットを脱ぎながら「じゃあ先にご飯にしようかな」と答えた。

「はい。すぐに準備しますね」

「いつもありがとう、美鈴」

「いえ」

 梓さんに「ありがとう」と言われると嬉しくなる。感謝の気持ちって、本当に大切だなって思うことも多い。
 
「美鈴、手を洗ってくるよ。ちょっと待ってて」

 わたしはカレーを温めながら「はい」と答えた。
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