【完結】年上御曹司と始める幸せお見合い結婚


 カレーを温め終えて火を止めて食器棚からカレー皿を取ろうとした時、梓さんが戻ってきて「俺が取るよ」と言ってお皿を取ってくれた。

「ありがとう、梓さん」

「こんなのお安い御用だよ。美鈴に何かあったら、大変だしね」

「優しいんですね、梓さん」
 
 そう言うと梓さんは「俺が優しくするのは、いつも美鈴だけだよ」と言ってわたしの唇にそっとキスを落とした。

「……梓さん」

 その言葉を聞けるだけで、わたしは嬉しい。

「さ、貸して。持っていくよ」

「ありがとう」

「福神漬って冷蔵庫だっけ?」

「あ、はい」

 福神漬も忘れずに持っていってくれる梓さんの優しさは、世界一だと思う。こんな人と結婚出来たわたしは、本当に幸せ者だ。

「そうだ梓さん。わたし今日、ラッシー作ってみたんです」

 カレーにはやっぱりラッシーということもあり、初めてラッシーというものを作ってみた。

「え?美鈴ラッシー作ったのか?」

「はい。初めてなので、味はどうか分かりませんけど……」

 目の前にラッシーを置くと、梓さんは「美味そう」と喜んでくれた。
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