【完結】年上御曹司と始める幸せお見合い結婚



「……美鈴、愛してるよ」

「わたしも、愛してる。梓さんのこと、世界一愛してる」

 わたしにはもう、梓さんという存在がなければならないものになっている。決して手放すことなんて出来ないの。

 結婚して1年目の時に挙げた結婚式の日、わたしたちはみんなの前で夫婦になることを誓いあったんだから。生涯お互いを死ぬまで愛しぬくことを、深く誓ったんだ。この左手の薬指にはめてある結婚指輪と共にね。

 「美鈴」と名前を呼ばれるとすぐに重なるお互いのその唇。こうしていつも梓さんは、言葉や行動で、わたしにたくさんの愛をくれる。

「美鈴、これからも俺のそばにいてくれ。決して美鈴のこと、生涯離さないと誓うよ」

「当たり前です。……だってわたしたちは、もう運命の赤い糸でしっかり結ばれているんだから。離れることは許されませんよ」

「……ああ。そうだな」

 梓さんの腕にこうして抱かれると、わたしは幸せだと感じる。そしてこれからもわたしは、梓さんの腕に抱かれて幸せな眠りに就くんだ。

 生涯愛すると誓ったあの日から、わたしはずっと梓さんの存在に助けられている。そして愛されていると毎日のように感じるの。
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