男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
「はい。……それじゃあセリウス、申し訳ないけれど、そろそろ禊を始めないといけないから行かせてもらうわね。あなたには部屋を用意してあるから、神事まではそちらでゆっくり休んで。夜にまた、色々聞かせてちょうだい」
「主役は大忙しだね。それじゃ姉様、神事でまたね」
サイラス様の言葉を受け、私とセリウスは一旦身支度のために分かれた。
夕方になり、宮廷前の広場で神事の開始を報せる鐘が鳴らされる。しかし、普段であれば帝都中に鳴り響くはずの鐘の音を、今日は横殴りの雨風が鳴らすそばからかき消してしまう。
神事の始まりに際し、大ホールには私語厳禁の静けさとは違う、なんとなく幸先悪い、重苦しい空気が充満していた。
ちなみに今日の安産祈願の神事は全皇族、および国内外の要人らも列席する重要な催しというのは既に触れている通りだが、普段の式典等とは異なり列席者の配置が特殊だった。
「主役は大忙しだね。それじゃ姉様、神事でまたね」
サイラス様の言葉を受け、私とセリウスは一旦身支度のために分かれた。
夕方になり、宮廷前の広場で神事の開始を報せる鐘が鳴らされる。しかし、普段であれば帝都中に鳴り響くはずの鐘の音を、今日は横殴りの雨風が鳴らすそばからかき消してしまう。
神事の始まりに際し、大ホールには私語厳禁の静けさとは違う、なんとなく幸先悪い、重苦しい空気が充満していた。
ちなみに今日の安産祈願の神事は全皇族、および国内外の要人らも列席する重要な催しというのは既に触れている通りだが、普段の式典等とは異なり列席者の配置が特殊だった。