男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
「本当言うとさ、この結婚にずっと疑問を持っていたんだ。例えば、姉様の意思を無視して強行されたんじゃないかとかね。だけど、サイラス陛下が保養所を訪ねて来てくれて、彼の目を見たら姉様に対する想いに嘘がないのはすぐに分かった。この人になら姉様を任せられるって思ったよ。そうしたら案の定、姉様は今まで見たことがないくらい幸せそうな顔をしてる」
「……セリウス」
すっかり逞しく変貌を遂げたセリウスを前にして、先に感じた寂しさを上回る喜びで胸がいっぱいになった。
「さぁセリーヌ、久しぶりの再会でまだ語り足りないだろうが、この後は神事が控えている。歓談の場は、夜に改めて設ける。今はひとまず神事に備え、支度を整えんとな」
夕刻に催される神事にはまだ間があるが、私は神の祝福を賜るため、済ませておくべき準備が多くあった。
「……セリウス」
すっかり逞しく変貌を遂げたセリウスを前にして、先に感じた寂しさを上回る喜びで胸がいっぱいになった。
「さぁセリーヌ、久しぶりの再会でまだ語り足りないだろうが、この後は神事が控えている。歓談の場は、夜に改めて設ける。今はひとまず神事に備え、支度を整えんとな」
夕刻に催される神事にはまだ間があるが、私は神の祝福を賜るため、済ませておくべき準備が多くあった。