男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
【汚れてしまった喪服の代わりに】とたったひと言添えられて、控えの間に運ばれてきたこれを見た瞬間、私は思わず息をのんだ。
決して派手ではないが、極上の絹地で丁寧に仕立て上げられたドレスは、ひと目でその品質のよさがわかった。日々の暮らしにも窮する中で、自分のドレスを誂えたのはもう何年も前のことだ。ドレスの真新しい香りと柔らかくも張りのある感触にホゥッと感嘆の息が漏れた。
セリウスは、私が身に纏う極上の絹地のドレスをチラリと見て特大のため息をついた。
「なにさ。そんな大層なドレスを古着屋で買った喪服の替えに寄越すなんて、嫌味な奴! ……僕が大きくなったら、姉様にもっと素敵なドレスをいっぱい新調させてあげるんだから!」
セリウスはフンッと鼻を鳴らして告げた。
危なっかしい言動にいつもハラハラさせられてしまうけれど、私はセリウスの見せるこういう素直で優しいところが愛しくてたまらなかった。
決して派手ではないが、極上の絹地で丁寧に仕立て上げられたドレスは、ひと目でその品質のよさがわかった。日々の暮らしにも窮する中で、自分のドレスを誂えたのはもう何年も前のことだ。ドレスの真新しい香りと柔らかくも張りのある感触にホゥッと感嘆の息が漏れた。
セリウスは、私が身に纏う極上の絹地のドレスをチラリと見て特大のため息をついた。
「なにさ。そんな大層なドレスを古着屋で買った喪服の替えに寄越すなんて、嫌味な奴! ……僕が大きくなったら、姉様にもっと素敵なドレスをいっぱい新調させてあげるんだから!」
セリウスはフンッと鼻を鳴らして告げた。
危なっかしい言動にいつもハラハラさせられてしまうけれど、私はセリウスの見せるこういう素直で優しいところが愛しくてたまらなかった。