男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
ここまで聞かされれば、先の展開が手に取るように分かった。
「ニーナにも旦那様ができたんですね」
セリーヌもピンときたようで、笑みを深くした。
「ええ。ひと目で見た瞬間に、互いに鼻先を寄せ合っていた。きっともう、あの二匹が離れる選択肢はないと思うわ。……ということで、ニーナをお嫁さんにくださいな」
「なに!? 可愛いニーナを嫁にだと? ……少し、考えさせてくれ」
「まぁっ。まるで愛娘の嫁入りを前にした男親のような反応ね」
「本当で、す……ね」
セリーヌは疲労の限界に達したようで、言葉の途中を不明瞭に途切れさせる。
「ごめんなさい、私が長居をしたせいでずいぶんと無理をさせてしまったわ。下がらせていただくから、どうかゆっくりと横になって。このお詫びと出産のお祝いは、また改めてさせてもらうわね」
俺が声を掛けるよりも早く、母は口早に言い残すと慌ただしく部屋を後にした。俺はあえて母を引き止めなかった。母との会話の機会はこれから、いくらだって持つことができるからだ。
「ありがとうセリーヌ。ゆっくり休むといい」
「ニーナにも旦那様ができたんですね」
セリーヌもピンときたようで、笑みを深くした。
「ええ。ひと目で見た瞬間に、互いに鼻先を寄せ合っていた。きっともう、あの二匹が離れる選択肢はないと思うわ。……ということで、ニーナをお嫁さんにくださいな」
「なに!? 可愛いニーナを嫁にだと? ……少し、考えさせてくれ」
「まぁっ。まるで愛娘の嫁入りを前にした男親のような反応ね」
「本当で、す……ね」
セリーヌは疲労の限界に達したようで、言葉の途中を不明瞭に途切れさせる。
「ごめんなさい、私が長居をしたせいでずいぶんと無理をさせてしまったわ。下がらせていただくから、どうかゆっくりと横になって。このお詫びと出産のお祝いは、また改めてさせてもらうわね」
俺が声を掛けるよりも早く、母は口早に言い残すと慌ただしく部屋を後にした。俺はあえて母を引き止めなかった。母との会話の機会はこれから、いくらだって持つことができるからだ。
「ありがとうセリーヌ。ゆっくり休むといい」