男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
「……そうか。やり直せばいいのか」
「はい。私たちの関係だって、最初はもっと強引で容赦なく……と、とにかく! 今はこんなにサイラス様と想い合って過ごせていますから!!」
セリーヌは続きを口にしながら、途中でなにを想像したのか顔を赤くして早口で締めくくった。
母はクスクスと笑んで、頬を染めたセリーヌに柔らかな目を向けた。
「まぁ、仲が良くってなによりだこと。こちらがあてられてしまいそうね。……あぁ、それからサイラス。先ほどの私の暮らし向きが寂しいというやつだけれど、これからは賑やかになりそうなのよ」
「宮廷に戻ってくるのですね!?」
「いえ、それはまだ……。そうではなく、私の暮らす離宮はヘッセラボス共和国と隣接しているでしょう。あちらの森林から怪我を負った雄のピューマが庭に迷い込んできて、治療して世話をしてやっているうちに住み着いてしまったの。すっかり懐いてしまって、もう野生には戻せなかった。それで今回の帰宮に際し、置いてくるわけにもいかず連れてきたのよ。そうしたらね……」
「はい。私たちの関係だって、最初はもっと強引で容赦なく……と、とにかく! 今はこんなにサイラス様と想い合って過ごせていますから!!」
セリーヌは続きを口にしながら、途中でなにを想像したのか顔を赤くして早口で締めくくった。
母はクスクスと笑んで、頬を染めたセリーヌに柔らかな目を向けた。
「まぁ、仲が良くってなによりだこと。こちらがあてられてしまいそうね。……あぁ、それからサイラス。先ほどの私の暮らし向きが寂しいというやつだけれど、これからは賑やかになりそうなのよ」
「宮廷に戻ってくるのですね!?」
「いえ、それはまだ……。そうではなく、私の暮らす離宮はヘッセラボス共和国と隣接しているでしょう。あちらの森林から怪我を負った雄のピューマが庭に迷い込んできて、治療して世話をしてやっているうちに住み着いてしまったの。すっかり懐いてしまって、もう野生には戻せなかった。それで今回の帰宮に際し、置いてくるわけにもいかず連れてきたのよ。そうしたらね……」