男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
「無体だと? ハッ!! どの口がそれを言う!? 俺は触れるなと言った!」
脇腹を押さえ恨みがましい目で縋り見る女に吐き捨てると、寝台下に敷いた毛足の長いラグに汚れを擦り付けるようように踏みしめながら扉に向かう。
「この手で触れるのも汚らわしいと思ったが、結局足が汚れてしまったではないか。……おい、近衛兵!!」
憤慨のまま扉を乱暴に開け放って声を張る。
即座に駆けつけてきた近衛兵は、寝室の床に転がる女の存在を認め目を瞠った。
「この女を摘まみ出せ!! そうして近隣の部屋のどこかで娘から首尾の報告を待っているであろう財務長官共々、牢に放り込め! 奴に買収され、この部屋への入室を許した近衛兵も同様だ」
「「ハッ!!」」
「ヒ、ヒィ! どうかお許しくださいませ!!」
近衛兵に指示をすると、女には見向きせず寝室を出て浴場に向かう。
広い浴場に辿り着くや、真っ直ぐに浴槽を目指す。我が国では風呂と言えば、湯に体を浸けるよりもハマムで汗を流す方が一般的だ。
しかし俺は迷わずに奥の浴槽に進む。
脇腹を押さえ恨みがましい目で縋り見る女に吐き捨てると、寝台下に敷いた毛足の長いラグに汚れを擦り付けるようように踏みしめながら扉に向かう。
「この手で触れるのも汚らわしいと思ったが、結局足が汚れてしまったではないか。……おい、近衛兵!!」
憤慨のまま扉を乱暴に開け放って声を張る。
即座に駆けつけてきた近衛兵は、寝室の床に転がる女の存在を認め目を瞠った。
「この女を摘まみ出せ!! そうして近隣の部屋のどこかで娘から首尾の報告を待っているであろう財務長官共々、牢に放り込め! 奴に買収され、この部屋への入室を許した近衛兵も同様だ」
「「ハッ!!」」
「ヒ、ヒィ! どうかお許しくださいませ!!」
近衛兵に指示をすると、女には見向きせず寝室を出て浴場に向かう。
広い浴場に辿り着くや、真っ直ぐに浴槽を目指す。我が国では風呂と言えば、湯に体を浸けるよりもハマムで汗を流す方が一般的だ。
しかし俺は迷わずに奥の浴槽に進む。