男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
黄褐色の毛並みをした頭部から尾の先までを注視していたら、ふと背中の一部分が毛抜けで斑になっていることに気付く。注視すれば斑が古傷によるひきつれで、その場所と形状が四年前に見つけた子猫が背中に負っていたのとピッタリ同じことに思い至る。
「っ!! お前はあの時の……!」
考えるよりも先に体が動いていた。
「ニヤァーー」
駆け寄って大きな体をそっと抱き締めたら、黄褐色のその子は私の体にスンスンと鼻先を寄せ、嬉しそうに鳴いた。それを見るに、もしかすると遥か遠い記憶の片隅に私のことを覚えていてくれたのかもしれないと思った。
「無事だったのね、また会えて嬉しいわ。……ふふっ。それにしたって、まさかお前がこんなに大きくなっているなんて。てっきり子猫だとばかり思っていたから驚いちゃったわ」
私たちはしばし抱き合って再会を喜び合った。
「セリウス、無事だったのか!? あんなに激昂した陛下に伴われて消えたものだから、随分と心配したぞ!」
「っ!! お前はあの時の……!」
考えるよりも先に体が動いていた。
「ニヤァーー」
駆け寄って大きな体をそっと抱き締めたら、黄褐色のその子は私の体にスンスンと鼻先を寄せ、嬉しそうに鳴いた。それを見るに、もしかすると遥か遠い記憶の片隅に私のことを覚えていてくれたのかもしれないと思った。
「無事だったのね、また会えて嬉しいわ。……ふふっ。それにしたって、まさかお前がこんなに大きくなっているなんて。てっきり子猫だとばかり思っていたから驚いちゃったわ」
私たちはしばし抱き合って再会を喜び合った。
「セリウス、無事だったのか!? あんなに激昂した陛下に伴われて消えたものだから、随分と心配したぞ!」