男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
 私の体を離れたさらしがとぐろを巻くように寝台下に落ち、窮屈に締め付けて抑えていたふたつの膨らみがまろびでる。
 背中を支えた手が再びゆっくりと私の体をシーツに横たえれば、上半身が生まれたままの姿になったことでシーツの滑らかさを鮮明に感じた。
「……綺麗だ」
 サイラス様が低く感嘆の息をこぼす。
 彼の賛辞にカッと全身が火照り、下腹にジンッとした熱が溜まるのを感じる。注視する彼の目線が恥ずかしくて、居た堪れなくなった私は、咄嗟に隠そうと胸の前に手を回す。
 しかし私の手は胸に辿り着く前でサイラス様の大きな手に掴まれて、シーツの上にトンッと縫い留められてしまう。
「隠すな」
 伸びてきた手のひらが隠すものなく露わになった片方の丸みを包み込む。やわらかさを味わうように優しく揉みしだきながら、彼が頭の位置を下げる。
 手で触れているのと反対側の膨らみに唇を寄せられて、淡く色づく先端を含まれる。痺れるような電流が全身を駆け抜けて、目の前が白黒した。
「ぁあっ!」
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