お見合い相手から溺愛されて困っています。
「あかりちゃん好きなんだ。本当に好きなんだ。」

「桜木さん、私もです。好きです。桜木さんに会いたかった。」

「あかり。これから俺のことだけを見てて。周りなんか見なくていい。俺を信用して。副社長なんてただの仕事だ。他の人となんら変わらない。それでも桜木コーポレーションを重いと思うなら辞めよう。あかりより大切なものはない。俺は責任ある立場にいるという自覚はあるがあかりより大切なものはない。これだけは俺の人生で諦め切れないんだ。」

「桜木さん。ありがとう。こんなに思ってもらえて嬉しい。桜木さんは仕事を辞めるなんて言わなくていいんですよ。私が勝手な偏見で裏切られるって思っていただけだから。」

「あかりより大事なものはないってわかってほしかったんだ。」

「うん…」

「あかり。もう桜木さん、はやめて。祐って呼んで。」

「うん。ゆう…。」

「うわぁ、サイコー!」
私のことを抱き上げた。

「キャッ…ゆう、危ない。」

「ゆう、かぁ。いいなぁ。最高だなぁ。」
私を抱き上げたままクルクル回る。

「あかり、このまま結婚しちゃおうよ!」

「え?!」

「お見合いの時に言ったよね。あの日からずいぶん待ったよ。結婚しよう。」

「うん」

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