幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
それに、デリモの人間全員がリーゼを受け入れているわけではない。シドの背中にいれば、リーゼに危害を加えようなんて愚かなことを考える人はいないだろうという計算もあるのだ。
シドの背中に乗り、サージとリリンダを従えて屋敷の外に出る。デリモの町民がリーゼに向ける目は一変していた。
「領主様、こんにちは!」
「こんにちは」
挨拶してくれた人に手を振り、えへ、とリーゼは笑みを見せる。
わかりやすく目の前にいた女性は顔をほころばせた。先ほどの町長といい、リーゼの微笑みは、かなり大きな武器になるらしい。
(使えるものは全部使っておかないとね……)
計算高い自分がちょっぴり嫌にならないわけではないのだが、まだ、たいした力のない領主なのだ。使えるものは全部使っていかなければ、デリモを治めることなんてできない。
「リーゼ様のおかげで、デリモは守られたんですよ」
「堤防が、デリモの周囲だけ破れなくて……」
「私にできるのって、堤防を硬くするくらいだからね」
「そんなことありません。リーゼ様のお力は、それだけではありませんよ、きっと」
シドの背中に乗り、サージとリリンダを従えて屋敷の外に出る。デリモの町民がリーゼに向ける目は一変していた。
「領主様、こんにちは!」
「こんにちは」
挨拶してくれた人に手を振り、えへ、とリーゼは笑みを見せる。
わかりやすく目の前にいた女性は顔をほころばせた。先ほどの町長といい、リーゼの微笑みは、かなり大きな武器になるらしい。
(使えるものは全部使っておかないとね……)
計算高い自分がちょっぴり嫌にならないわけではないのだが、まだ、たいした力のない領主なのだ。使えるものは全部使っていかなければ、デリモを治めることなんてできない。
「リーゼ様のおかげで、デリモは守られたんですよ」
「堤防が、デリモの周囲だけ破れなくて……」
「私にできるのって、堤防を硬くするくらいだからね」
「そんなことありません。リーゼ様のお力は、それだけではありませんよ、きっと」