幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
少し歩いていくと、リーゼの魔力が流し込まれていない場所についた。これからここを硬化しようというのである。
「――かたくなぁれ!」
地面に手をついて、リーゼはスキルを発動する。
リーゼのかけ声は相変わらずだ。
たぶん、こうやっていちいち声を出さずとも魔力を流し込むことはできるのだろうが、声を出さないと上手に流し込めない気がしてならないのだ。
「領主様、こちらにおいででしたか」
声をかけてきたのは、デリモの町長だった。
あの謝罪以来、彼ともそれなりにいい関係を築けていると思う。いったん手を止め、リーゼは笑顔で立ち上がった。
「こんにちは、町長。何か困ったことでも? リーゼで役に立てるかな?」
「困ったことというほどのことではないのですが、領主様に報告しておいた方がいいと思われることがありまして――坑道にドワーフが住み着いているようなのです」
ドワーフがこの地まで来るのは珍しいのだそうだ。リーゼはアルダリオンを見上げた。
「そのドワーフは、ひとりだけですか?」
「はい。坑道を調べたいと言って、ひとりで入っていきました。あの鉱山は、だいぶ前に閉鎖したのですが……」
「――かたくなぁれ!」
地面に手をついて、リーゼはスキルを発動する。
リーゼのかけ声は相変わらずだ。
たぶん、こうやっていちいち声を出さずとも魔力を流し込むことはできるのだろうが、声を出さないと上手に流し込めない気がしてならないのだ。
「領主様、こちらにおいででしたか」
声をかけてきたのは、デリモの町長だった。
あの謝罪以来、彼ともそれなりにいい関係を築けていると思う。いったん手を止め、リーゼは笑顔で立ち上がった。
「こんにちは、町長。何か困ったことでも? リーゼで役に立てるかな?」
「困ったことというほどのことではないのですが、領主様に報告しておいた方がいいと思われることがありまして――坑道にドワーフが住み着いているようなのです」
ドワーフがこの地まで来るのは珍しいのだそうだ。リーゼはアルダリオンを見上げた。
「そのドワーフは、ひとりだけですか?」
「はい。坑道を調べたいと言って、ひとりで入っていきました。あの鉱山は、だいぶ前に閉鎖したのですが……」