幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
「うん。デリモの壁をもうちょっと強化した方がいいかなって。ヴハ王国の軍がいつ攻めてくるかわからないから」
「壁の補強もいいんだが、デリモから、外に出る抜け道みたいなものはないのか? それを強化するってのもありだと思うぞ。ここの様子を見る限り、そっちを先にやった方がいいんじゃないか?」
ムラトの問いに、アルダリオンは、大きな紙をテーブルの上に広げた。彼の指が、領主の屋敷から外に向かって一本の線を引く。
「こんな感じで、領主の館から外に通じる道はありますが……」
「え? そんなのあるの?」
たしかに、逃げ道というのは必要だとは思う。何かあった時、領主が逃げられないというのでは困る。けれど、リーゼはその存在を知らなかった。
「ええ。必要ないので、リーゼお嬢様にはお知らせしておりませんでした」
「それなら、街の人も逃げられるように、街の人用の脱出路も作ってもらえないかな? 街中から、今ある抜け道に繋がるようにできる?」
「できるぞ。このあたりに入り口を作って――そこからアルダリオンの言う道につなげばいい」
ムラトに頼みたい仕事も、多数ある。街を囲む壁の補強だけではない。
「壁の補強もいいんだが、デリモから、外に出る抜け道みたいなものはないのか? それを強化するってのもありだと思うぞ。ここの様子を見る限り、そっちを先にやった方がいいんじゃないか?」
ムラトの問いに、アルダリオンは、大きな紙をテーブルの上に広げた。彼の指が、領主の屋敷から外に向かって一本の線を引く。
「こんな感じで、領主の館から外に通じる道はありますが……」
「え? そんなのあるの?」
たしかに、逃げ道というのは必要だとは思う。何かあった時、領主が逃げられないというのでは困る。けれど、リーゼはその存在を知らなかった。
「ええ。必要ないので、リーゼお嬢様にはお知らせしておりませんでした」
「それなら、街の人も逃げられるように、街の人用の脱出路も作ってもらえないかな? 街中から、今ある抜け道に繋がるようにできる?」
「できるぞ。このあたりに入り口を作って――そこからアルダリオンの言う道につなげばいい」
ムラトに頼みたい仕事も、多数ある。街を囲む壁の補強だけではない。