幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
ちょっと前までは領主として認めてもらえていなかったことを思えば、こうやってにこやかにすれ違うことができるのは大きな変化だ。
「――着いた!」
ぴょんと飛び降りたのは、馬に乗って三十分ほど行った場所だった。今日は、ここから北に向かって堤防を強化していくつもりだ。
「じゃあ、俺は急ぎの補修が必要な場所がないか調べてくる。先に行ってるから、あとから追いかけてこい」
「わかったぁ」
馬を繋いだ側に敷物を敷き、シドの背中から下ろしたバスケットを置く。昼にここで集合だ。
ムラトがてくてくと歩いていくのを見送り、リーゼは前回硬化スキルで固めたところを入念にチェックする。
(うん、問題ないね。大丈夫)
前回流し込んだ魔力は、まだ十分に安定している。
「――かたくなぁれ!」
前回、固めたところとの境目に柔らかい部分が残ってしまわないよう、注意を払ってスキルを発動する。
サージは横目でそんなリーゼの様子を観察しながら、周囲の警戒も怠らない。
「主の一度に固められる範囲、また大きくなったんじゃないか?」
「やっぱりそう思う? リーゼもそう思うんだよねえ」
「――着いた!」
ぴょんと飛び降りたのは、馬に乗って三十分ほど行った場所だった。今日は、ここから北に向かって堤防を強化していくつもりだ。
「じゃあ、俺は急ぎの補修が必要な場所がないか調べてくる。先に行ってるから、あとから追いかけてこい」
「わかったぁ」
馬を繋いだ側に敷物を敷き、シドの背中から下ろしたバスケットを置く。昼にここで集合だ。
ムラトがてくてくと歩いていくのを見送り、リーゼは前回硬化スキルで固めたところを入念にチェックする。
(うん、問題ないね。大丈夫)
前回流し込んだ魔力は、まだ十分に安定している。
「――かたくなぁれ!」
前回、固めたところとの境目に柔らかい部分が残ってしまわないよう、注意を払ってスキルを発動する。
サージは横目でそんなリーゼの様子を観察しながら、周囲の警戒も怠らない。
「主の一度に固められる範囲、また大きくなったんじゃないか?」
「やっぱりそう思う? リーゼもそう思うんだよねえ」