幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
ムラトが先にスキルを使えと声をかけてこないということは、この堤防には今のところ問題となる個所はないのだろう。
リーゼは、どんどん作業を進め、ムラトの後を追って歩いていく。
「……ん?」
気が付いた時には、ムラトが誰かと立ち話をしていた。この近隣の人間だろうか。
リーゼの屋敷にドワーフが住んでいるという話は、この地には広まっているだろうし、そもそもこの地に住んでいるドワーフは少ない。
リーゼの屋敷で暮らしているムラトだと知って、声をかけてきたのだろう。何か、問題でも発生しただろうか。
「ムラト、何かあった?」
単なる世間話ならいいのになと思いながら声をかけたら、相手はリーゼを見て驚いた様子だった。それから、慌てて頭を下げる。
「領主様。堤防の強化にいらしたと聞いていましたが……ああ、そうだ。領主様にご相談したいことがあったのです」
「なぁに?」
リーゼではなく、その側にいる大人達に彼は話をしているつもりなのだろう。マナーとして、リーゼの方を向いてはいるけれど。
「実は……あちらの山に瘴(しょう)気(き)が発生しまして」
「瘴気ってなぁに?」
リーゼは、どんどん作業を進め、ムラトの後を追って歩いていく。
「……ん?」
気が付いた時には、ムラトが誰かと立ち話をしていた。この近隣の人間だろうか。
リーゼの屋敷にドワーフが住んでいるという話は、この地には広まっているだろうし、そもそもこの地に住んでいるドワーフは少ない。
リーゼの屋敷で暮らしているムラトだと知って、声をかけてきたのだろう。何か、問題でも発生しただろうか。
「ムラト、何かあった?」
単なる世間話ならいいのになと思いながら声をかけたら、相手はリーゼを見て驚いた様子だった。それから、慌てて頭を下げる。
「領主様。堤防の強化にいらしたと聞いていましたが……ああ、そうだ。領主様にご相談したいことがあったのです」
「なぁに?」
リーゼではなく、その側にいる大人達に彼は話をしているつもりなのだろう。マナーとして、リーゼの方を向いてはいるけれど。
「実は……あちらの山に瘴(しょう)気(き)が発生しまして」
「瘴気ってなぁに?」