幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
リーゼが再び目を閉じようとすると、リリンダはリーゼをもう一度揺さぶった。
それと同時に、屋敷の奥の方からすさまじい音が聞こえてくる。扉をぶち破っているようなその音に、さすがのリーゼの眠気も一気に吹き飛んだ。
「リリンダ、今の」
「屋敷が襲撃されている」
あたりは暗いから、リリンダがどんな表情をしているのかわからない。リーゼが身体をこわばらせると、リリンダはリーゼをひょいと担ぎ上げた。
「リリンダ! 私、重いよ!」
「この方が速い」
リーゼを抱えていない方の手で、リリンダは枕元に置いていた剣を掴む。
「逃げる」
彼女の言葉は短くて、そしてとても的確だった。
こちらに物音が近づいてきたかと思ったら、部屋の扉が勢いよく吹き飛ばされる。
「……な、何?」
思わずリーゼはつぶやいた。
扉を吹き飛ばして入ってきたのは、見たこともない人――いや、人でいいのだろうか。
室内は暗いというのに、目が赤く輝いている。廊下のわずかな明かりで、相手がリリンダよりかなり大きいということもわかった。
(……人間じゃない、よね……)
それと同時に、屋敷の奥の方からすさまじい音が聞こえてくる。扉をぶち破っているようなその音に、さすがのリーゼの眠気も一気に吹き飛んだ。
「リリンダ、今の」
「屋敷が襲撃されている」
あたりは暗いから、リリンダがどんな表情をしているのかわからない。リーゼが身体をこわばらせると、リリンダはリーゼをひょいと担ぎ上げた。
「リリンダ! 私、重いよ!」
「この方が速い」
リーゼを抱えていない方の手で、リリンダは枕元に置いていた剣を掴む。
「逃げる」
彼女の言葉は短くて、そしてとても的確だった。
こちらに物音が近づいてきたかと思ったら、部屋の扉が勢いよく吹き飛ばされる。
「……な、何?」
思わずリーゼはつぶやいた。
扉を吹き飛ばして入ってきたのは、見たこともない人――いや、人でいいのだろうか。
室内は暗いというのに、目が赤く輝いている。廊下のわずかな明かりで、相手がリリンダよりかなり大きいということもわかった。
(……人間じゃない、よね……)