幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
「まさか、あなたリーゼお嬢様の血を狙っているのではないでしょうね?」
アルダリオンはリーゼを自分の腕の中に囲い込む。囲われたリーゼは眠そうに目をこすっていた。夜中にたたき起こされたのだから、それも当然か。
「オルシウスは吸血鬼だっていうけど、昼間起きてて大丈夫? 日光に当たったら、溶けたり、灰になったりしない?」
「僕くらい強力な吸血鬼になると問題ないね! 弱い者だと、灰になることもあるけど」
芝居がかった仕草で再び大きく両手を広げると、アルダリオンに抱えられたままのリーゼは「やっぱり!」と眠そうな顔をしながらも両手を打ち合わせる。リーゼは、たいそう可愛らしい。
「うん、君本当に可愛いねえ。君が望むなら、僕達の仲間に招くこともできるけど?」
「やめとくー。リーゼ、今の自分が好きなの」
「リーゼお嬢様を、誘うのはやめてください」
にこにことしているリーゼに、額に青筋を立てそうな勢いで怒りを見せるアルダリオン。この二人の組み合わせも面白い。
「リーゼちゃんのおかげで、仲間を葬らないですんだんだ。君に、心からの感謝を捧げるよ」
アルダリオンはリーゼを自分の腕の中に囲い込む。囲われたリーゼは眠そうに目をこすっていた。夜中にたたき起こされたのだから、それも当然か。
「オルシウスは吸血鬼だっていうけど、昼間起きてて大丈夫? 日光に当たったら、溶けたり、灰になったりしない?」
「僕くらい強力な吸血鬼になると問題ないね! 弱い者だと、灰になることもあるけど」
芝居がかった仕草で再び大きく両手を広げると、アルダリオンに抱えられたままのリーゼは「やっぱり!」と眠そうな顔をしながらも両手を打ち合わせる。リーゼは、たいそう可愛らしい。
「うん、君本当に可愛いねえ。君が望むなら、僕達の仲間に招くこともできるけど?」
「やめとくー。リーゼ、今の自分が好きなの」
「リーゼお嬢様を、誘うのはやめてください」
にこにことしているリーゼに、額に青筋を立てそうな勢いで怒りを見せるアルダリオン。この二人の組み合わせも面白い。
「リーゼちゃんのおかげで、仲間を葬らないですんだんだ。君に、心からの感謝を捧げるよ」