幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
うずくまったシドの背中にリーゼはよじ登る。足音を殺して、シドはリリンダの後を追い始めた。
シドの背中に乗ってしまえば、リーゼの足音が響くことはない。いい考えである。今日は、屋敷にいる騎士団の皆も順番に祭り見物に行くことになっている。
デリモの治安を守るのも、騎士団員の仕事なので丸一日の休みはあげられないのだが、この地で過ごすのは初めてだ。羽目を外さない程度に楽しんでほしいというリーゼの心遣いである。
そのため、今日は毎朝恒例の訓練もなく、皆、思い思いに時間を過ごしていた。
「団長、今日、一緒に祭りに行ってほしい」
リリンダがサージを捕まえたのは、中庭だった。サージはひとりで訓練するつもりだったらしく、訓練用の木刀を持ち出してきたところだった。
「おおお、真正面から行った!」
「リリンダは、他の言葉を知らないだけだろ」
物陰からリリンダを見守っていたリーゼは、ぐっと拳を握りしめ、シドは勢いよく突っ込んだ。
(頑張れ、リリンダ。頑張れ!)
物陰から声援を送ってみる。リリンダの誘いにサージはどうこたえるのだろう。
「無理だな、祭りの警備に行かなきゃならん」
シドの背中に乗ってしまえば、リーゼの足音が響くことはない。いい考えである。今日は、屋敷にいる騎士団の皆も順番に祭り見物に行くことになっている。
デリモの治安を守るのも、騎士団員の仕事なので丸一日の休みはあげられないのだが、この地で過ごすのは初めてだ。羽目を外さない程度に楽しんでほしいというリーゼの心遣いである。
そのため、今日は毎朝恒例の訓練もなく、皆、思い思いに時間を過ごしていた。
「団長、今日、一緒に祭りに行ってほしい」
リリンダがサージを捕まえたのは、中庭だった。サージはひとりで訓練するつもりだったらしく、訓練用の木刀を持ち出してきたところだった。
「おおお、真正面から行った!」
「リリンダは、他の言葉を知らないだけだろ」
物陰からリリンダを見守っていたリーゼは、ぐっと拳を握りしめ、シドは勢いよく突っ込んだ。
(頑張れ、リリンダ。頑張れ!)
物陰から声援を送ってみる。リリンダの誘いにサージはどうこたえるのだろう。
「無理だな、祭りの警備に行かなきゃならん」