幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
けれど、サージはリリンダの誘いをあっさり断った。騎士団長として、仕事熱心なのはいいことだが、今回ばかりは最悪だ。
リーゼのいる位置からでも、リリンダがしゅんとしたのがわかった。勇気を振り絞って誘ったというのに、リリンダの誘いを断るとは。
(このまま放置するわけにはいかないんだから!)
斜め方向の義憤にかられ、リーゼはシドの肩を叩いた。すべてを呑み込んでいるシドは、リーゼを乗せたままとことこと二人の前に進む。
「サージ、収穫祭の警護に行くなら、リリンダと一緒に行って。他の人は休みだから、連れていっちゃダメ」
「なんだよ、それ」
サージがちょっぴり不満そうな顔になる。シドにまたがったまま、リーゼはふんぞり返った。ここで負けるわけにはいかないのだ。
「命令。リーゼの命令だから、リリンダと行って」
「お前、こんなところで領主権限発揮するなよ……」
サージは頭をぐしゃぐしゃとかき回した。
「わかったわかった。連れて行ってやる――まったく、菓子が欲しいなら自分で買えよ」
「菓子が欲しいわけじゃない」
リーゼのいる位置からでも、リリンダがしゅんとしたのがわかった。勇気を振り絞って誘ったというのに、リリンダの誘いを断るとは。
(このまま放置するわけにはいかないんだから!)
斜め方向の義憤にかられ、リーゼはシドの肩を叩いた。すべてを呑み込んでいるシドは、リーゼを乗せたままとことこと二人の前に進む。
「サージ、収穫祭の警護に行くなら、リリンダと一緒に行って。他の人は休みだから、連れていっちゃダメ」
「なんだよ、それ」
サージがちょっぴり不満そうな顔になる。シドにまたがったまま、リーゼはふんぞり返った。ここで負けるわけにはいかないのだ。
「命令。リーゼの命令だから、リリンダと行って」
「お前、こんなところで領主権限発揮するなよ……」
サージは頭をぐしゃぐしゃとかき回した。
「わかったわかった。連れて行ってやる――まったく、菓子が欲しいなら自分で買えよ」
「菓子が欲しいわけじゃない」