幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
もし、誰かが怪我をしたらすぐに助けに行こうとリーゼは動き回ることなく待っていた。油断なくヴハ王国の方を見ていたけれど、なんだか敵の動きがおかしい。
弾が近くに落ちただけで、どうしてあんなに馬が奇妙な動きをするのだろう。
「――作戦通り」
「ねえ、ムラト。何をしたの?」
「何、泥団子を作る時に、中に石を混ぜたり、馬の嫌う臭いを出す薬や、目が痛くなる薬を混ぜたりしただけさ。中に何が入っているかはお楽しみだ。ほら、馬が嫌がっているだろう」
リーゼが問うと、にやりとしたムラトは返してきた。
リーゼは弾を硬くしただけだから中にそんなものが混ぜられているなんてまったく気づいていなかった。どうりで思いきり硬くするのではなく、当たったら割れる程度の硬さと指定されるはずだ。
「そんな薬どうしたの?」
デリモに、そんな物騒な薬を商っている店があっただろうか。
「なーに、アルダリオンにちょっと頼んだだけさ。森に生えている草を採ってきて作ってくれたぞ。あいつは実に頼りになるな」
ぎょっとして、思わずアルダリオンの方に目を向ける。
「では、私が風の魔術を」
弾が近くに落ちただけで、どうしてあんなに馬が奇妙な動きをするのだろう。
「――作戦通り」
「ねえ、ムラト。何をしたの?」
「何、泥団子を作る時に、中に石を混ぜたり、馬の嫌う臭いを出す薬や、目が痛くなる薬を混ぜたりしただけさ。中に何が入っているかはお楽しみだ。ほら、馬が嫌がっているだろう」
リーゼが問うと、にやりとしたムラトは返してきた。
リーゼは弾を硬くしただけだから中にそんなものが混ぜられているなんてまったく気づいていなかった。どうりで思いきり硬くするのではなく、当たったら割れる程度の硬さと指定されるはずだ。
「そんな薬どうしたの?」
デリモに、そんな物騒な薬を商っている店があっただろうか。
「なーに、アルダリオンにちょっと頼んだだけさ。森に生えている草を採ってきて作ってくれたぞ。あいつは実に頼りになるな」
ぎょっとして、思わずアルダリオンの方に目を向ける。
「では、私が風の魔術を」