幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
単に上から落とされているだけだが、上から落ちてくる分、威力が増している。致命傷は負わないにしても、当たればそれなりにうっとうしいし、痛みも覚えるだろう。
それだけではなかった。
「い、いたぁぁぁい!」
「この泥はなんだ!」
屈強な兵士達が、目をこすり、情けない声を上げている。
「ああ――目が痛くなる泥団子を投げ込んだのね……」
「目が痛くなる泥団子は別にしておいたからな! 子供達に、穴に落とす弾はここから持っていけと指示をしておいた」
ムラトが胸を張る。こんなの、敵に回したくない。
「い、いったん引き上げるぞ!」
「馬はそこに残していくんだ! 馬まで引き上げている余裕はない」
そんな声を掛け合い、男達が戻っていく。穴の中に何頭かの馬が残されていた。馬達は、頭を振り、もがいている。
(あの馬達は、助けてあげたいんだけど……)
と、思っていたら、馬達の方に駆け寄る銀色の狼の姿があった。馬達の前に立つなり、シドは天に向けて高く吠える。
ばたばたともがいていた馬達は、シドの声を聞くなり、少しずつ静まっていった。
「今のうちに、馬を引き上げておこうか」
それだけではなかった。
「い、いたぁぁぁい!」
「この泥はなんだ!」
屈強な兵士達が、目をこすり、情けない声を上げている。
「ああ――目が痛くなる泥団子を投げ込んだのね……」
「目が痛くなる泥団子は別にしておいたからな! 子供達に、穴に落とす弾はここから持っていけと指示をしておいた」
ムラトが胸を張る。こんなの、敵に回したくない。
「い、いったん引き上げるぞ!」
「馬はそこに残していくんだ! 馬まで引き上げている余裕はない」
そんな声を掛け合い、男達が戻っていく。穴の中に何頭かの馬が残されていた。馬達は、頭を振り、もがいている。
(あの馬達は、助けてあげたいんだけど……)
と、思っていたら、馬達の方に駆け寄る銀色の狼の姿があった。馬達の前に立つなり、シドは天に向けて高く吠える。
ばたばたともがいていた馬達は、シドの声を聞くなり、少しずつ静まっていった。
「今のうちに、馬を引き上げておこうか」