幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
リーゼはこの場で手紙の封を切り、便箋を取り出す。ちらりと視線を走らせただけで、そこに書かれているのがアルダリオンの言葉通りの内容であるのを理解した。
国王いわく。
ヴハ王国の侵攻を退けた幼いデリモ領主リーゼを王宮に招きたい――ということらしい。
国王の招待を断るなんてできるはずもなく、慌ただしく出発の準備が整えられることになった。
――問題となったのは、誰がリーゼの護衛につくか、である。
「俺は、リーゼ嬢ちゃんの母上から直々に頼まれているからなあ。俺は行くぞ」
と、胸を張ったのがサージ。
「リーゼのお世話係は必要」
と、最初から自分が行くことは確定だと思っているリリンダ。
「主と離れるなど、聖獣の名がすたるだろ? それに、吾輩はここに残っても政務なんてできないしな」
と、ここぞとばかりに人外の存在であると主張するのがシド。
「私が、リーゼお嬢様と離れるわけはないでしょう」
と、過保護丸出しなのがアルダリオン。
「都に資材の調達に行きたい。資材は俺じゃないとわからん」
と、別の口実を持ち出すのがムラト。
国王いわく。
ヴハ王国の侵攻を退けた幼いデリモ領主リーゼを王宮に招きたい――ということらしい。
国王の招待を断るなんてできるはずもなく、慌ただしく出発の準備が整えられることになった。
――問題となったのは、誰がリーゼの護衛につくか、である。
「俺は、リーゼ嬢ちゃんの母上から直々に頼まれているからなあ。俺は行くぞ」
と、胸を張ったのがサージ。
「リーゼのお世話係は必要」
と、最初から自分が行くことは確定だと思っているリリンダ。
「主と離れるなど、聖獣の名がすたるだろ? それに、吾輩はここに残っても政務なんてできないしな」
と、ここぞとばかりに人外の存在であると主張するのがシド。
「私が、リーゼお嬢様と離れるわけはないでしょう」
と、過保護丸出しなのがアルダリオン。
「都に資材の調達に行きたい。資材は俺じゃないとわからん」
と、別の口実を持ち出すのがムラト。