幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
「かたくなぁれ、かたくなぁれ!」
二度、魔力を流し込むと一度目より硬くなったような気がした。
「かたくなぁれ、かたくなぁれ!」
さらに二度。硬くなったような気もするけれど、これ以上はわからない。
ひたすら紙くずを丸めてはスキルを使っているリーゼを、リリンダは不思議そうな目で眺めていた。
「何をしているの?」
好奇心に負けた様子で、リリンダがたずねてくる。リーゼは新たな紙きれを丸め始めたところだった。
「リーゼ、硬くできるの。どこまで硬くなるかなってためしてる」
「……そう」
リーゼの返事に、リリンダの目に若干同情するような色が生まれたのは気のせいだろうか。
だが、リーゼはリリンダにはかまうことなく、昼食のために馬車が停まるまで、飽きることなく同じことを繰り返した。
昼食は、母が傭兵団の分まで用意させたサンドイッチを齧(かじ)って終了。
それから午後にもう一回休憩。
夕方まで馬車を走らせたが、今日は町には泊まらないらしい。
道から少し離れた場所に馬車を停める。今夜はここで野営をするようで、皆、荷物を下ろして準備を始めた。
ずっと座りっぱなしでこわばった身体をえいと伸ばして、皆が野営の準備を始めるのを観察する。
二度、魔力を流し込むと一度目より硬くなったような気がした。
「かたくなぁれ、かたくなぁれ!」
さらに二度。硬くなったような気もするけれど、これ以上はわからない。
ひたすら紙くずを丸めてはスキルを使っているリーゼを、リリンダは不思議そうな目で眺めていた。
「何をしているの?」
好奇心に負けた様子で、リリンダがたずねてくる。リーゼは新たな紙きれを丸め始めたところだった。
「リーゼ、硬くできるの。どこまで硬くなるかなってためしてる」
「……そう」
リーゼの返事に、リリンダの目に若干同情するような色が生まれたのは気のせいだろうか。
だが、リーゼはリリンダにはかまうことなく、昼食のために馬車が停まるまで、飽きることなく同じことを繰り返した。
昼食は、母が傭兵団の分まで用意させたサンドイッチを齧(かじ)って終了。
それから午後にもう一回休憩。
夕方まで馬車を走らせたが、今日は町には泊まらないらしい。
道から少し離れた場所に馬車を停める。今夜はここで野営をするようで、皆、荷物を下ろして準備を始めた。
ずっと座りっぱなしでこわばった身体をえいと伸ばして、皆が野営の準備を始めるのを観察する。