幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
目を閉じて深呼吸を繰り返していたら、それでも少し、うとうととしたようだった。
ふと目を開いたら、いつの間にかあたりはしんとしている。
リリンダは見張りの順番が来たようで、リーゼの隣は空になっていた。少し離れたところで、炎がぱちぱちと音をさせている。
火の側に座っているのは、サージだった。
(大きいよね……それに、頼りになりそう)
サージは剣をすぐ横に置き、何かあればすぐに動けるようにしているようだ。じっと見ていたら、彼は目ざとくリーゼの視線に気が付いた。
「眠れないのか? もうすぐ、夜が明けるぞ」
「そうなんだ」
立ち上がろうとするけれど、硬い地面で横になっていた身体はバキバキだ。うーんと伸びをしてから立ち上がり、リーゼはサージに近づいた。
「サージは、お母様のこと知ってたの?」
「ああ。昔、お嬢さん――コルネリア様の御父上のところで働いたことがあるのさ」
「そうなんだ」
ふと、彼が遠い目をしたので、リーゼはまたもや悟ってしまった。
たぶん、当時の彼は母のことが好きだったのだ。そうでなければ、母のことを口にしただけで、こんなにも優しい顔にはならない。
「ごめんね。デリモは遠いでしょ」
ふと目を開いたら、いつの間にかあたりはしんとしている。
リリンダは見張りの順番が来たようで、リーゼの隣は空になっていた。少し離れたところで、炎がぱちぱちと音をさせている。
火の側に座っているのは、サージだった。
(大きいよね……それに、頼りになりそう)
サージは剣をすぐ横に置き、何かあればすぐに動けるようにしているようだ。じっと見ていたら、彼は目ざとくリーゼの視線に気が付いた。
「眠れないのか? もうすぐ、夜が明けるぞ」
「そうなんだ」
立ち上がろうとするけれど、硬い地面で横になっていた身体はバキバキだ。うーんと伸びをしてから立ち上がり、リーゼはサージに近づいた。
「サージは、お母様のこと知ってたの?」
「ああ。昔、お嬢さん――コルネリア様の御父上のところで働いたことがあるのさ」
「そうなんだ」
ふと、彼が遠い目をしたので、リーゼはまたもや悟ってしまった。
たぶん、当時の彼は母のことが好きだったのだ。そうでなければ、母のことを口にしただけで、こんなにも優しい顔にはならない。
「ごめんね。デリモは遠いでしょ」