幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
リリンダが、よろめいた。そして、彼女の腹に盗賊の蹴りが叩き込まれる。吹き飛ばされたリリンダは、サージの横に倒れこんだ。
「娘は殺すな! 高く売れるぞ!」
リリンダとリーゼ以外は、全員殺すつもりらしい。リーゼはサージの腰に下げられていた短剣を引き抜いた。
(……冗談じゃない、こんなところで、殺させない)
ここに来るまで、皆との旅は楽しかった。サージも、リリンダもこれ以上傷つけさせない。短剣を構え、盗賊をにらみつけた。
「おいおい、そんなものは捨てろよ。俺達には勝てないぞ」
にやにやと笑いながら、盗賊がリーゼに剣を向ける。真正面から刃物を向けられ、リーゼの足ががくがくとし始めた。
「やってみないとわからないでしょ! 私は――私は、デリモの領主になるんだから!」
「リーゼ、やめなって!」
腹を蹴られた衝撃からようやく立ち直ったリリンダが、呻きながら身を起こす。彼女の手にはまだ剣が握られていて、闘争心を失ったわけではなさそうだった。
「……こんな子供に守られるとか、コルネリア様に合わせる顔がないだろ……」
緩慢な動作で身を起こしたサージが、それでもひとり切り倒した。
「逃げろ、リーゼ嬢ちゃん!」
「娘は殺すな! 高く売れるぞ!」
リリンダとリーゼ以外は、全員殺すつもりらしい。リーゼはサージの腰に下げられていた短剣を引き抜いた。
(……冗談じゃない、こんなところで、殺させない)
ここに来るまで、皆との旅は楽しかった。サージも、リリンダもこれ以上傷つけさせない。短剣を構え、盗賊をにらみつけた。
「おいおい、そんなものは捨てろよ。俺達には勝てないぞ」
にやにやと笑いながら、盗賊がリーゼに剣を向ける。真正面から刃物を向けられ、リーゼの足ががくがくとし始めた。
「やってみないとわからないでしょ! 私は――私は、デリモの領主になるんだから!」
「リーゼ、やめなって!」
腹を蹴られた衝撃からようやく立ち直ったリリンダが、呻きながら身を起こす。彼女の手にはまだ剣が握られていて、闘争心を失ったわけではなさそうだった。
「……こんな子供に守られるとか、コルネリア様に合わせる顔がないだろ……」
緩慢な動作で身を起こしたサージが、それでもひとり切り倒した。
「逃げろ、リーゼ嬢ちゃん!」