幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
「こんな子供を領主にするとは、公爵様も何を考えておいでなのか。とにかく、私は認めない。業務は今まで通りこちらで引き受けるから、おとなしくしていろ。面倒は起こすな」
最初から、話し合うつもりなどまったくないらしい。
リーゼは鼻の頭に皺をよせ、サージは町長の方に手のひらを上に向けた右手を突き出した。
「鍵をよこせ。あの屋敷はリーゼのものだ。お前がリーゼを領主として認めていようが、いなかろうが、あの屋敷をお前の好きにしていいという理由にはならないだろう」
余計なことを口にするなと言いたそうに町長はサージをにらみつける。
けれど、戦場を駆け巡ってきたサージの方が強い。先に視線をそらしたのは町長の方で、机の引き出しから鍵を取り出してサージに渡す。
「……なんだかなぁ」
別れの挨拶もせず、屋敷から追い出されてリーゼはまたもや嘆息した。
町長がリーゼを領主として認めないというのは想定外だったが、これもしかたのないことなのだろうか。しょんぼりしているリーゼを、サージはいきなり抱き上げた。
「わわ、何するの!」
「子供はそんな顔をしなくていい。とりあえず鍵は手に入れたからな。寝るところには困らないだろ――たぶん」
サージが断言できないのもしかたのないところだ。
最初から、話し合うつもりなどまったくないらしい。
リーゼは鼻の頭に皺をよせ、サージは町長の方に手のひらを上に向けた右手を突き出した。
「鍵をよこせ。あの屋敷はリーゼのものだ。お前がリーゼを領主として認めていようが、いなかろうが、あの屋敷をお前の好きにしていいという理由にはならないだろう」
余計なことを口にするなと言いたそうに町長はサージをにらみつける。
けれど、戦場を駆け巡ってきたサージの方が強い。先に視線をそらしたのは町長の方で、机の引き出しから鍵を取り出してサージに渡す。
「……なんだかなぁ」
別れの挨拶もせず、屋敷から追い出されてリーゼはまたもや嘆息した。
町長がリーゼを領主として認めないというのは想定外だったが、これもしかたのないことなのだろうか。しょんぼりしているリーゼを、サージはいきなり抱き上げた。
「わわ、何するの!」
「子供はそんな顔をしなくていい。とりあえず鍵は手に入れたからな。寝るところには困らないだろ――たぶん」
サージが断言できないのもしかたのないところだ。