幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
あの屋敷を見ると内部も荒れ果てていそうだ。サージも自信がないのか、ところどころ言葉が揺れている。リーゼはサージの首に抱き着いた。
「サージ、ありがと! 大好き!」
「リーゼ、くっつき過ぎ」
「怒るな、怒るな、子供相手に。これから忙しくなるんだからな」
サージはリーゼを抱き上げていない方の手を伸ばして、リリンダの頭をぐしゃぐしゃと撫でる。リリンダの表情が崩れた。
皆を待たせていたところに戻ると、一斉にこちらに向かってくる。
「団長、どうだった?」
「どうもこうもねぇよ。町長のやつ、リーゼ嬢ちゃんを領主として認めるつもりはないらしい。五歳の子供が上に来て面白くないのはわかるがな」
「五歳の子供を領主にしようって方がどうかしてるだろ」
シドは歯をむいた。子犬のくせにそんな顔をすると、かなり凶悪な表情になる。
たまたま通りがかった子供が、シドのその表情を見て肩をびくりとさせ、一気に走り抜けていった。
「それもそうなんだけどな。とりあえず雨風をしのぐのが先だ。リーゼ嬢ちゃんを領主として認めさせるには、何が必要なのかは生活基盤を整えてから考えるしかない」
「吾輩が行って、脅しをかけてこようか?」
「サージ、ありがと! 大好き!」
「リーゼ、くっつき過ぎ」
「怒るな、怒るな、子供相手に。これから忙しくなるんだからな」
サージはリーゼを抱き上げていない方の手を伸ばして、リリンダの頭をぐしゃぐしゃと撫でる。リリンダの表情が崩れた。
皆を待たせていたところに戻ると、一斉にこちらに向かってくる。
「団長、どうだった?」
「どうもこうもねぇよ。町長のやつ、リーゼ嬢ちゃんを領主として認めるつもりはないらしい。五歳の子供が上に来て面白くないのはわかるがな」
「五歳の子供を領主にしようって方がどうかしてるだろ」
シドは歯をむいた。子犬のくせにそんな顔をすると、かなり凶悪な表情になる。
たまたま通りがかった子供が、シドのその表情を見て肩をびくりとさせ、一気に走り抜けていった。
「それもそうなんだけどな。とりあえず雨風をしのぐのが先だ。リーゼ嬢ちゃんを領主として認めさせるには、何が必要なのかは生活基盤を整えてから考えるしかない」
「吾輩が行って、脅しをかけてこようか?」