幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
リリンダが視線を巡らせると、リーゼの側、日当たりのいいところを選んで日向ぼっこをしていたシドが立ち上がる。
「いいの?」
リリンダが問い返す。聖獣ということになっているフェンリルを買い物に使ってしまっていいのだろうか。
「かまわん。吾輩が役に立つならいくらでも使え」
聖獣の割に、シドは雑務も嫌がらないようだ。
「じゃあ、リーゼも行く」
うろうろしていると邪魔だからと、リーゼはシドと一緒に部屋の隅でおとなしくしていた。忙しい中、誰か抜けなければならないのなら、戦力外のリーゼとシドが適任だ。
洗剤を買うためのお金を小さな袋に入れてもらい、大切にリュックサックにしまい込む。リュックサックの中にいるのは、二体のぬいぐるみだ。灰色の兎耳がぴょこんと飛び出している。
「おいおい、リーゼ嬢ちゃんとシドだけで大丈夫か?」
出かけようとしていたら、サージがちょっと驚いた様子でひとりと一匹を引き留めた。
「サージ。吾輩を舐めているんじゃなかろうな? 店主が代金をちょろまかそうとしてもごまかされないから安心しろ」
クワッと牙をむいてシドは笑った。
「それもそうか。シドがいるなら心配ないな。それなら気をつけて行ってこい。街中はそこまで危険もないだろうしな」
「いいの?」
リリンダが問い返す。聖獣ということになっているフェンリルを買い物に使ってしまっていいのだろうか。
「かまわん。吾輩が役に立つならいくらでも使え」
聖獣の割に、シドは雑務も嫌がらないようだ。
「じゃあ、リーゼも行く」
うろうろしていると邪魔だからと、リーゼはシドと一緒に部屋の隅でおとなしくしていた。忙しい中、誰か抜けなければならないのなら、戦力外のリーゼとシドが適任だ。
洗剤を買うためのお金を小さな袋に入れてもらい、大切にリュックサックにしまい込む。リュックサックの中にいるのは、二体のぬいぐるみだ。灰色の兎耳がぴょこんと飛び出している。
「おいおい、リーゼ嬢ちゃんとシドだけで大丈夫か?」
出かけようとしていたら、サージがちょっと驚いた様子でひとりと一匹を引き留めた。
「サージ。吾輩を舐めているんじゃなかろうな? 店主が代金をちょろまかそうとしてもごまかされないから安心しろ」
クワッと牙をむいてシドは笑った。
「それもそうか。シドがいるなら心配ないな。それなら気をつけて行ってこい。街中はそこまで危険もないだろうしな」