幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
サージの許可を得て、リーゼとシドのひとりと一匹で出かけることになった。
買ったものを入れるための籠をリーゼが持ち、シドと並んで屋敷を出る。
(……けっこう活気のある町かも)
さほど裕福ではない国境の貧しい地だと聞いていたが、それなりに人の往来はあり、さびれている雰囲気はない。
商店の立ち並ぶ通りに出れば、店に出たり入ったりしている人もいる。日用雑貨を商う店に入り、必要な品を買った。
「お嬢さん、見かけない顔ね」
「うん。リーゼ、今日引っ越してきたの」
「あらそう、じゃあおまけしちゃおうかしら」
「ありがとう!」
気のよさそうな店主は、リーゼにおまけのキャンディをくれた。お礼を言って受け取り、買った洗剤を籠に入れて店を出る。
「ねえ、シド」
「ん?」
「ここ、悪くない場所だよね」
リーゼの問いに、シドは言葉を返そうとはしなかった。
きっと、シドは気づいているのだろう。リーゼがここを「悪くない場所だ」と思いたいということを。
歓迎されないかもしれないと思ってはいたが、まさか屋敷の修繕さえしてもらえないとは。
リーゼが領主として認められるためには、まず、領主としての力を見せるところから始めないといけないのだろう。
買ったものを入れるための籠をリーゼが持ち、シドと並んで屋敷を出る。
(……けっこう活気のある町かも)
さほど裕福ではない国境の貧しい地だと聞いていたが、それなりに人の往来はあり、さびれている雰囲気はない。
商店の立ち並ぶ通りに出れば、店に出たり入ったりしている人もいる。日用雑貨を商う店に入り、必要な品を買った。
「お嬢さん、見かけない顔ね」
「うん。リーゼ、今日引っ越してきたの」
「あらそう、じゃあおまけしちゃおうかしら」
「ありがとう!」
気のよさそうな店主は、リーゼにおまけのキャンディをくれた。お礼を言って受け取り、買った洗剤を籠に入れて店を出る。
「ねえ、シド」
「ん?」
「ここ、悪くない場所だよね」
リーゼの問いに、シドは言葉を返そうとはしなかった。
きっと、シドは気づいているのだろう。リーゼがここを「悪くない場所だ」と思いたいということを。
歓迎されないかもしれないと思ってはいたが、まさか屋敷の修繕さえしてもらえないとは。
リーゼが領主として認められるためには、まず、領主としての力を見せるところから始めないといけないのだろう。