幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
「任せとけって。リーゼ様にはたくさん食べてもらわないといけないからな」
サージはリーゼのことをリーゼ嬢ちゃんと呼ぶし、リリンダはリーゼと呼び捨てだ。そして、傭兵達はリーゼ様だのリーゼちゃんだの好き勝手呼びたがる。
(本来なら、不敬だって怒らないといけないんだろうけど)
日本人としての前世から判断すると、彼らは一応雇い主――リーゼが雇い主でいいのかどうかという点は置いておくとして――のリーゼに対してちょっと馴れ馴れしすぎると思う。
けれど、リーゼは彼らをとがめようとは思わなかった。こうして、近しい距離で会話するのは、リーゼをほっとさせてくれる。
「じゃあ、俺達は近隣の村に挨拶に行ってくる。留守は任せたぞ」
「任せてください!」
母の願いと、リーゼがサージの命を救ったということから、ベイティス傭兵団はこのまましばらくデリモにとどまってくれるそうだ。彼らに報いるためにも、一日も早く領主として認めてもらわなければ。
そんな思いを持って出発したけれど、リーゼはすぐにがっかりさせられることとなった。
朝早く出発し、あちこち回ったがどこも同じ。どこの有力者も、リーゼに会おうともしなかった。
サージはリーゼのことをリーゼ嬢ちゃんと呼ぶし、リリンダはリーゼと呼び捨てだ。そして、傭兵達はリーゼ様だのリーゼちゃんだの好き勝手呼びたがる。
(本来なら、不敬だって怒らないといけないんだろうけど)
日本人としての前世から判断すると、彼らは一応雇い主――リーゼが雇い主でいいのかどうかという点は置いておくとして――のリーゼに対してちょっと馴れ馴れしすぎると思う。
けれど、リーゼは彼らをとがめようとは思わなかった。こうして、近しい距離で会話するのは、リーゼをほっとさせてくれる。
「じゃあ、俺達は近隣の村に挨拶に行ってくる。留守は任せたぞ」
「任せてください!」
母の願いと、リーゼがサージの命を救ったということから、ベイティス傭兵団はこのまましばらくデリモにとどまってくれるそうだ。彼らに報いるためにも、一日も早く領主として認めてもらわなければ。
そんな思いを持って出発したけれど、リーゼはすぐにがっかりさせられることとなった。
朝早く出発し、あちこち回ったがどこも同じ。どこの有力者も、リーゼに会おうともしなかった。