彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




校門の下で立ち尽くす私と

車道でバイクにまたがる氷牙さんとの距離

約5メートル。




「みくるに渡すの、忘れてた」


ヘルメットをかぶったままの氷牙さんは

私に向かって何かを投げ。



「それ、無くすなよ!」


色っぽい命令声も一緒に、
私に投げかけてきたから

私は手を伸ばし、慌ててキャッチ。






それにしても


バイクで戻ってきてまで
私に渡したかったものって何だろう?



ドキドキしながら、
ゆっくりと手のひらを開いていくと……




ひゃぁぁぁぁ。

これって/// ///




氷牙さんの家の合鍵?


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