【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
「俺は元々アルーシャと婚約する気はなかった。俺は他に気になる人がいるから...」



「気になる人?」



「あぁ。昔からずっと好きだった奴だ」




ルイスが本当に好きな方。




その方のことが本当に愛していらっしゃるんですね。




話をしているルイスの頬はちょっぴり赤く染まっていた。




その事実にアルマの胸が痛くなった。






「この婚約はオリバー様が決めた事だ。だから断れなかった。お前ならどうする?もし、好きでもない相手と婚約する事になったら」





「ボクなら...たとえ、偽りの婚約でもその婚約を破棄して好きな方と共に生きていきたいです...!」
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