独占欲強めな御曹司は政略妻のすべてを奪いたい
「琴子、俺のわがままをひとつ聞いてくれないか」
「はい、もちろんです」
内容を聞くまでもなく了承した私に、透哉さんは苦笑いした。
彼になにかをお願いされるのがうれしくて、私は期待感を募らせる。
「これから毎朝、俺より先に起きてベッドを出るのは禁止だ」
「え?」
「俺が目を覚ましたときに、琴子が腕の中にいないのが寂しいんだ。俺は毎朝一番に見るのは、琴子の顔がいい」
甘く囁かれ、私は耳まで赤くなる。
「でもそれじゃあ、朝の準備が遅れてしまいます……」
「琴子は朝の準備と俺、どっちが大事なんだ?」
「……透哉さんです」
「なら俺のわがままを優先してくれ」
私はうなずくほかなかった。
でも本当にいいのだろうか。
その夜彼に抱かれたあと、私は彼の望み通り彼の長い腕に捕らえられたまま、朝までぐっすり眠った。自分でも信じられないけれど、実家で暮らしていたときよりもよく眠れた夜だったかもしれない。
「はい、もちろんです」
内容を聞くまでもなく了承した私に、透哉さんは苦笑いした。
彼になにかをお願いされるのがうれしくて、私は期待感を募らせる。
「これから毎朝、俺より先に起きてベッドを出るのは禁止だ」
「え?」
「俺が目を覚ましたときに、琴子が腕の中にいないのが寂しいんだ。俺は毎朝一番に見るのは、琴子の顔がいい」
甘く囁かれ、私は耳まで赤くなる。
「でもそれじゃあ、朝の準備が遅れてしまいます……」
「琴子は朝の準備と俺、どっちが大事なんだ?」
「……透哉さんです」
「なら俺のわがままを優先してくれ」
私はうなずくほかなかった。
でも本当にいいのだろうか。
その夜彼に抱かれたあと、私は彼の望み通り彼の長い腕に捕らえられたまま、朝までぐっすり眠った。自分でも信じられないけれど、実家で暮らしていたときよりもよく眠れた夜だったかもしれない。