虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい
「本当にだめなんだよ」
一応、もう一度だけふたりに伝える。
そうしてから、奇跡を願って何度も試したように魔石の力を引き出そうとした。
(石の熱を感じるんだって言ってた。指でつまんで引っ張るみたいに、目と目の間に意識を集中させて……)
初めて魔石を扱わされたときに教わった内容を頭の中でよみがえらせる。
しかし、彼女の手の中で髪飾りはなんの変化もなくきらめいていた。
「ほら、やっぱり……」
ふたりのために三度試したが、悲しい結果に終わる。
(どうしよう。信じてるって言ってくれたのに)
一応、もう一度だけふたりに伝える。
そうしてから、奇跡を願って何度も試したように魔石の力を引き出そうとした。
(石の熱を感じるんだって言ってた。指でつまんで引っ張るみたいに、目と目の間に意識を集中させて……)
初めて魔石を扱わされたときに教わった内容を頭の中でよみがえらせる。
しかし、彼女の手の中で髪飾りはなんの変化もなくきらめいていた。
「ほら、やっぱり……」
ふたりのために三度試したが、悲しい結果に終わる。
(どうしよう。信じてるって言ってくれたのに)