虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい
 以前、王都へ行く際にもやって来たが、今日はゼノハルトがいないせいもあって違う印象を受ける。

「陽が暮れる前には戻れ、だったな」

「うん」

 普段の獣の耳と尾を隠し、完全に人の姿に変わったサフィがアルトリシアを見下ろす。今日の彼の仕事は、彼女の護衛だ。

 本当はゼノハルトが部下を付けようとしたが、彼女自身が拒んだのだ。贈り物を用意するための外出だと知られたくはなかったし、ほとんどかかわりのない人は怖い。

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